ゴミ屋敷の処分を考えた時に、誰もが最も気になるのが「費用」の問題でしょう。一体いくらかかるのか、見当もつかないという方も多いはずです。ゴミ屋敷の処分費用は、部屋の状況によって大きく変動するため、一概に「いくら」とは言えませんが、その費用が決まる仕組みと大まかな相場を知っておくことは重要です。費用を決定する主な要因は、「部屋の広さ(間取り)」「ゴミの量(トラック何台分か)」「ゴミの種類」「作業時間と作業人数」そして「オプション作業の有無」です。例えば、ワンルームであっても、ゴミが天井近くまで積み上がっている場合と、膝の高さまでしかない場合とでは、料金は倍以上変わります。また、分別が困難なゴミや、リサイクル家電、粗大ゴミが多いと処分費用は高くなります。ハウスクリーニングや害虫駆除、消臭作業などをオプションとして依頼すれば、その分の料金が加算されます。一般的な相場としては、軽トラック1台分(2.5㎥程度)のゴミで3万円から5万円、2トントラック1台分(5㎥程度)で7万円から12万円程度が目安とされています。間取りで言うと、1Kやワンルームで5万円から20万円、2LDKで20万円から50万円、一軒家となると50万円から100万円を超えるケースも珍しくありません。この費用を捻出するのが難しいと感じる方もいるでしょう。しかし、放置すればするほどゴミは増え、衛生状態は悪化し、建物の劣化も進みます。結果的に、さらに高額な処分費用や修繕費が必要になる悪循環に陥ります。費用を少しでも抑えるためには、自分でできる範囲の分別を進めておく、業者に買い取ってもらえるものがないか相談するなどの方法があります。ゴミ屋敷の処分費用は、決して安価ではありません。しかし、それは失われた生活環境と未来の安心を取り戻すための、必要不可欠な投資なのです。