ゴミ屋敷と化した実家、害虫との戦いと再生の記録

これは、私の実家がゴミ屋敷と化し、害虫との戦いを経て再生するまでの記録です。数年前、一人暮らしをしていた父が亡くなり、実家を整理することになりました。久しぶりに実家に戻ると、そこは想像を絶する光景でした。部屋中はゴミで埋め尽くされ、足の踏み場もないほどでした。ゴミの中には、食べ残しや生ゴミなどが大量に放置されており、悪臭が漂っていました。そして、何よりも恐ろしかったのが、大量の害虫です。ゴキブリやハエ、ダニなどが、そこらじゅうを這い回っていました。私は、あまりの光景に、言葉を失いました。父は、生前、几帳面な性格でしたが、亡くなる数年前から、うつ病を患っていました。うつ病の影響で、片付けをする気力がなくなり、ゴミを溜め込んでしまったようです。私は、父の死を悲しむとともに、実家の変わり果てた姿に、大きなショックを受けました。しかし、いつまでも悲しんでばかりはいられません。実家を片付け、害虫を駆除しなければ、近隣住民にも迷惑をかけてしまいます。私は、覚悟を決め、実家の片付けと害虫駆除に取り掛かることにしました。まずは、ゴミの分別から始めました。ゴミ袋を何十枚も使い、可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミなどに分別していきました。ゴミの量があまりにも多いため、業者に依頼することも考えましたが、費用を抑えるために、できる限り自分で行うことにしました。ゴミの分別が終わると、次は清掃です。床や壁、天井などを丁寧に拭き掃除し、カビや汚れを落としていきました。また、市販の殺虫剤や駆除剤を使用し、害虫を駆除していきました。しかし、害虫の数はあまりにも多いため、なかなか駆除することができません。そこで、専門業者に依頼することにしました。業者は、特殊な薬剤を使用し、徹底的に害虫を駆除してくれました。また、再発防止のために、防虫対策も施してくれました。業者の作業が終わると、実家は見違えるようにきれいになりました。実家の片付けと害虫駆除には、数ヶ月の時間がかかりました。しかし、苦労した甲斐があり、実家は元の姿を取り戻しました。私は、実家を整理しながら、父との思い出を振り返り、改めて父の死を悼みました。今では、実家は、私がたまに帰省する場所として、大切にされています。