私の部屋は、かつて「汚部屋」と呼ばれる状態でした。足の踏み場もないほど物が散乱し、床には脱ぎ捨てた服や読みかけの雑誌が山積み。キッチンには洗い物が溜まり、ゴミ箱からはゴミが溢れ出していました。そんな私が、どうやって汚部屋から脱出し、快適な一人暮らしを送れるようになったのか。そのリアルな体験談を、恥ずかしながらお話しします。汚部屋生活を送っていた頃の私は、仕事が忙しく、毎日クタクタになって帰宅していました。部屋の片付けをする気力もなく、週末も寝て過ごすことが多かったです。そんな生活を続けているうちに、部屋はどんどん汚くなっていき、気づけば足の踏み場もない状態になっていました。汚部屋生活は、私の心にも悪影響を及ぼしていました。常にイライラし、自己嫌悪に陥り、友達を家に呼ぶこともできませんでした。このままではいけない、変わりたい。そう強く思うようになったのは、ある日、部屋でゴキブリを発見したことがきっかけでした。さすがに、この状況はまずいと、本気で汚部屋脱出を決意しました。まず、私が取り組んだのは「物を捨てる」ことです。ゴミ袋を何袋も用意し、不要な物をどんどん捨てていきました。最初は、もったいないという気持ちもありましたが、思い切って捨てることで、心がスッキリしていくのを感じました。次に、「収納場所を決める」ことを意識しました。100円ショップで収納グッズを買い込み、物の定位置を決めていきました。最初は、なかなか元の場所に戻すことができませんでしたが、毎日意識することで、徐々に習慣化していきました。また、「毎日少しずつ掃除をする」ことも心がけました。完璧主義をやめ、1日5分でも良いので、掃除をする時間を設けました。最初は、目につく場所だけを掃除していましたが、徐々に範囲を広げていき、今では部屋全体を綺麗に保てるようになりました。汚部屋から脱出できたことで、私の生活は大きく変わりました。心に余裕が生まれ、毎日を楽しく過ごせるようになりました。友達を家に呼べるようになったのも、大きな喜びです。汚部屋で悩んでいる人に伝えたいのは、「諦めなければ、必ず変われる」ということです。